座間事件。
架空の読者様、お久しぶりですこんばんは。
しばらく前からトップニュースである座間事件。
とても恐ろしく、そして身近な事件だと感じ日々思いを巡らせておりました。
現在事件を受けて様々な対策を講じていらっしゃる大人の方々に
私個人の意見ではありますが、
若者世代の声が届き何かの役に立てればよいなと思い
現在被害者の彼女達に近い時代を生きる自分が感じたことをまとめました。
拙い文章ではありますがお付き合いいただけましたら幸いです。
※あくまでも筆者個人の主観であり一般論ではありません。
※本記事で取り扱う座間事件の概要に関しては地方新聞から得た情報が主です。
※本記事では新聞記事の内容を真実と考え、報道の偏りなどは考慮しておりません。
※筆者の主観であるため男についての考察は一切ありません。
1,「死にたい」とは
2,若い女の子は大変
3,死神に心を許す理由(推測)と対策の難しさ
4,最後に
1,「死にたい」とは <意味と原因>
今回の事件はSNS上の自殺願望をほのめかす書き込みをした少女に対して
白石容疑者がコンタクトをとったことが殺害につながったとされている。
試しに筆者もTwitterで「死にたい」などのワードで検索したが
明らかに自殺願望とは無縁なツイートを無視しても
少なくとも数分に1回程度はつぶやかれているように思う。
鍵垢やそもそもSNSに書きこんでいない人も考慮すれば
「死にたい」と考えている人は結構いると思う。
というより誰でも一度くらい「死にたい」と考えたことがあるのではないだろうか?
(”誰でも”の部分に関しては主観で根拠は特にありません)
しかし「死にたい」と一口に言っても実はそれは多様な意味を持つ言葉だと思う。
私なりにいくつかの意味と原因を考えて下記にまとめた。
①文字通り「死にたい」
例えば毎日借金取りが家に来ていつ殺されるかわからないとか
大切な人を失ってしまったとか、明らかな原因があって死にたい人。
このタイプは借金を帳消しにするとか
(非現実的ではあるが)死人をよみがえらせるとか
死にたい原因を取り除けば死にたいという願望は消える。
②漠然とした不安と恐怖「生まれたくなかった」
人並みの生活を送っており、
周りから見れば死にたい理由がわからない。
本人さえ理由が分から無い場合もあるのがこのタイプ。
そして今回の被害者たちや
所謂病みツイといわれる類の「死にたい」の大半はこちらだと思う。
本記事では以下この②を「死にたい」として進めていきたいと思う。
2,若い女の子は大変
もちろんどの世代も悩みを抱えて生きていると思うが
今回は筆者自身の属する「若い女の子世代」に焦点を当てて、
彼女達の大変さについて書いてゆこうと思う。
※本記事では「若い女の子」を「中高生~20代前半」と定義しています。
<若い女の子の苦悩>
①そもそも青年期と女性は情緒不安定になりがち
②突然大きな決断を迫られる高校3年生
③歳を重ねるごとに感じる容姿差別
ほかにもまだまだあると思うが今回はこの3点について書いてゆきたいと思う。
①青年期と女性は情緒不安定になりがち
保健体育や倫理の時間に青年期について習った人も多いと思うが
この時期は第二次性徴などにより男女問わずなにかと不安定になりがちな時期のようだ。
それに加え女性には生理周期というものがあるため
そもそも青年期の女性が不安定なのはある程度当然のことなのだと思う。
②突然大きな決断を迫られる高校3年生
高校三年生になると今までの幼小中高への進学などとは
比べ物にならないほど重く大きな選択を課せられる。
18年弱生きてきたとはいえまだ子供な面もあり、正直怖い。
人生が途方もなく長く恐ろしいもののように感じられる。
そしてこれが先ほどの「死にたい(=生まれたくなかった)」につながるのだ。
どうしてこんなに長く暗く怖い道を進まなければならないのだろうか。
気が付いたらこの世界に生まれ落ち、人生というゲームの参加者になっていた。
勝手に参加者になっていたのに、ゲームを終わらせるためには
一瞬かもしれないが相当苦しく恐ろしい思いをする必要がある。
怖いから死ぬのは嫌だけれど
そもそもゲームに参加したくなかったので
だったら初めから生まれたくなかったという答えにたどり着く。
(何度も言うが決して死にたいわけではない。怖いのと痛いのは嫌いだ)
③容姿差別
推測だがこれは本人の美醜には関わらない悩みだと思う。
佐々木希さんや長澤まさみさんほどのお顔ならば無縁かもしれないが
世間的に見て十分かわいい女の子たちの多くも
きっと多かれ少なかれ悩んでいるのではないだろうか。
学年が上がるにつれて容姿による扱いの差は顕著になりがちだ。
少なくとも私の通う学校では大まかではあるが美醜が区別されている。
無論表立って容姿を批判することはないが、
学年が上がるにつれて「容姿を褒める」という行為が増えるため
自然と褒められる子とそうでない子(と自虐に走る子)に分かれるのだ。
しかも高校ぐらいになると先生(主に年配の男)も
本人たちは意識していないのだろうが容姿差別を始める。
例えば最近では「希望の党」の「小池百合子氏」に対する
私の学校のある先生の発言が好例だ。
(失礼ながら)少々やりすぎてしまった感の否めない小池氏。
授業中に彼女の一連の行動についての話が
あがった際の先生の発言は私にとって衝撃的だった。
「あの厚化粧(小池氏のこと)、どう思います?怖いですね~」
だいたいこんな感じのことを言っていた。
少々自分自身が過敏な時期であったこともあるだろうが
あそこまで上り詰めた女性でも容姿(この場合厳密にいえば化粧だが)
からは逃れられないのかとショックを受けた。
これは一例であるが、実際男の先生には
議員さんなど活躍する女性の容姿批判を平然とする人が多いと感じる。
そんなこんなで学校で、友人や先生から容姿差別について学んで苦悩するのだ。
(主観であるが女性は男性以上に容姿を重要視されている気がする。
それゆえ苦悩も大きいと考えていただければよいかと思います)
3,死神に心を許す理由(推測)と対策の難しさ
最後に白石容疑者のような見ず知らずの人に
心を許してしまう心理と根絶の難しさについて書いてゆこうと思う。
まず、こんな状況を想像してほしい。
「顔見知り以上親友未満」の友人が定期的に「死にたい」と相談をしてくる。
そして大泣きしたかと思えば2,3日後には何事もなかったかのように笑っている。
そしてまたしばらくするとまた同じような相談をされて…
ということが何度も何度も続く。
はっきり言って嫌にならないだろうか?
まぁ相当に大切な人なら話は別かもしれないが
それでも余りにもそれが何度も続いたら
突き放したくなってしまうのも仕方が無いと思う。
貴方も人間だ。
例え優しく話を聞いてあげたとしても多少は疲れが態度に出ると思う。
だがもし回数が「2回/各1時間」とわかっていて
報酬が「1000万」だとしたらどうだろうか?
それくらいなら完全な善人でいられるのではないだろうか?
そう、白石容疑者に引っかかる理由は
彼の優しさは「有償」でありその上「期限付き」であり
且つ相談者側がそれに気が付いていないからだ。
私はそれが一因ではないかと考えた。
容疑者はその相談が「有償」であり「期限付き」であることを
知っていたから相当相談者に優しくすることができたはずだ。
しかもネットならば表情の僅かな動きなどはわからないから疲れも顔に出ない。
それが大きな一因だと思うと同時に対策の難しさともつながると思う。
実は私は何度かカウンセリングというものを受けたことがある。
1回1時間のカウンセリングだったのだがもう懲りた。
なぜなら確かに親身ではあったが、
申し訳ないが仕事だというのが相談しているこちら側にも
態度などで感じられてしまってカウンセリング後にも晴れない気持ちが残った。
別に先生に問題があるわけではないし、はっきりいって当然のことだと思う。
ただそれでも当事者としてはなんともいえない気持ちだったし
カウンセリングを利用するのはもういいかな、と思ってしまった。
そんなわけで個人的には相談所などの策はあまり効果が出ないのでは?
と感じてしまっていたりする。
(そしてそれが反対に彼が相談者たちの心を開いた原因にもつながる)
4,最後に
こんなに長々記事を書いたのにも関わらず申し訳ないが特に具体策を思いついてはいない。
ただ一つ言えるのは、私の病みツイの自由と安全を奪わないで欲しいということだ。
こんな恐ろしい人が現れては呑気に?病みツイもしていられないではないか。
自分の中のもやもやした気持ちを言葉にすることがどれほど楽になることか。
言葉にして、それを視覚的にとらえることで気持ちの整理も尽くし、
何よりネットという空間に流すことで知人に迷惑をかけることなく
なんとなく誰かに相談した気になれる。wordでは意味がないのだ。
そんなわけでお偉い方々、
こんな怖い人が二度と世の中に現れないように策を講じてください。
丸投げで申し訳ありませんがお願いいたします。
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